ディクロニウスの建物
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『言っただろう。ベクターは種の進歩をもたらす、と。
近代の科学技術の発展が、地球人類によってもたらされたとでも?
みたいじゃなく、基地なのだ。』<●>π
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リー群の定義は簡単でも、その証明となると俄然難しいようだ。
リー群はコクセター群というものでもあり、それは(ワイル)群Wと生成系Sの組によって表現される。
生成系とはディクロニウスベクターを構成する固有ベクターのことのようだが。
生成系Sの元の組み合わせ的に、ディンキン図形という宇宙記号様でそのタイプ分類できるようだ。
例外群$E_8$なんてことは聞いた事あるのだが、出所はここなんだした。
ノードを繋ぐ線は二つの生成ベクターの鏡映のなす角度を表現している模様。
要は、図形はルート系$\Phi$なる幾何学的(鏡映)に配置されるベクターの分類$W(\Phi)$であるということ。
さらに、この図形はカルタン行列という対角要素が2でそれ以外が負のものと等価なんだそう。
この行列からリー群が生成出来るんだね。
コクセター単体を貼り合わせて作る複体$\Delta$はディクロニウスの館(アパート)のようである。
建物の階数は単体$n+1$
建物全体は隣接アパートの組み合わせにより球面型二種類とアフィン型一種類がある。
球面型とはWが有限型の時の形容で、コンパクトということか。
アパートAに属するn-単体はディクロニウスの(小)部屋と言われている。
部屋はルート$\Phi$で定義される超平面を除いたユークリッド空間の開部分集合(Chamber)からなるそう。
(;o_o) <●>π ( ) ( )