リー環上のリー群
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『線素がうまく張り合わされたとき、それは元の空間(多様体)と同じものにならないだろうか?
それがベクターの束ということだ。
それが自明となるとき、多様体は平行化が可能ということになる。
ベクター束は、それ自体をまた演算対象と出来るということだよ。』<●>π
位相空間$X$上のK理論の群$K(X)$は、複素ベクトル$E$の同型類$[E]$の全体$VecBdl_{c}X$を生成系とする自由可換群に対して、完全列
$0\to A \to B \to C \to 0$
をもつすべてのベクトル束$A,B,C$に関して与えられるベクトル関係式
$[B]=[A]+[C]$として得られる商群である。
(ウィキペーより抜粋一部加筆。)
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あーそうそう。なんか足りないなと思っていたら。。
リー群の作用。 リー代数の中身について知らなんだ。 聞いたことくらいはあるけど。
それは以下の、二項演算$[,];\mathfrak{g} \times \mathfrak{g} \to \mathfrak{g}$が与えられた時の組$(\mathfrak{g},[ ,])$だそう。
(大文字はすべての$\mathfrak{g}$の元。)
積$[,]$は双線型。
$[aX+bY , Z]=a[X,Z]+b[Y,Z] \hspace{4pt}, \hspace{4pt}[Z,aX+bY]=a[Z,X]+b[Z,Y]$
積$[,]$は非可換。
$[X,Y]=-[Y,X]$
積$[,]$はヤコビ恒等式。
$[X,[Y,Z]]+[Z,[X,Y]]+[Y,[X,Z]]=0$とのこと。
ベクターらしい規則性は感じつつも、まだいまいち明確でないが。。(`・ω・´)
具体的には、$n\times n$行列に括弧積を$[XY]:=XY-YX$で定義したもののようで。
これは一般線型リー群$\mathfrak{gl}_n(\mathbb{R})$というもので、それぞれのリー群に対して個別にリー代数が対応する。
(たとえば$SU(n)$にたいして$\mathfrak{su(n)}$)
$\mathfrak{g}=e^{iX}\in G$(微分の一般解!)となるべく、Xの元の生成子を$\displaystyle [X_a,X_b](=X_aX_b - X_bX_a) = i \sum_{c=1}^n f_{abc}X_c$ てな感じで決定して逝くことになるんですな。($f_{abc}$は構造定数)
これが物理界隈でささやかれておる、ブルース・リー微分なる都市伝説。。(ง・ิω・ิ)ง
あれ?
リー群$SU(3)\times SU(2) \times U(1)$(素粒子標準模型)は、ベクトル束がまた演算対象と出来るってこと?
「リー群は見るもんじゃない。 やるもんなんだ!( °Д°)クワッ」獣神サンダーライガー
(;o_o) <●>π ( ) ( )