伝達ハミルトニアン
------------------------------------------
『内積空間とは、”実数”$R$を定義域とした対称双線型ベクター写像$\langle g,f \rangle$があると言っているのだよ。
これは量子力学とは関係がない。
微分解法という意味で、伝達関数に対するラプラス変換の一般拡張だったと言えるだろう。
ヒルベルト空間$\mathcal{H}$の直交基底$x_n$とは、複素数列$c_n$に対し、$\displaystyle x=\sum_{n=1}^{\infty}c_n x_n \ (x \in \mathcal{H})$を一意に定める、ということに他ならない。
そして、量子力学の記述に、そのヒルベルト形式を用いたのがノイマンだ。
その結果、線型作用素の研究に関してはだいぶ進んだがね。』<●>π
------------------------------------------
微分方程式を解きたかないが、解けるとしたらこれっつうお約束パターンはある。
いわゆる変数分離型と言われるもので、$\displaystyle \frac{dy}{dx}=p(x)q(y)$とかいうパターンだ。
これって、$p(x)$という関数があって、それの合成関数$q(p(x))$があるてなケースで。
制御理論で言えば、伝達関数のループのくくりが違うわけね。
だったら、式をまとめ杉ないで、一旦$y=p(x)$と別の変数受け皿にして、それぞれの法則の関係性に分離させりゃイクね?\(゚`∀´゚)/ てわりとベタな発想なんだよね。
基本はほとんどこれなワケですから。
そもそも、もともと未知の法則性(ブラックボックス)を、とりあえず数式モデル化するわけだから。
どうせなら解ける形にwell-designedしときゃエエじゃんとも言えるわけで。(ソレナ)
これは微分の階(層)構造とも繋がる本質的なことだよね。
で、二段変数(これは数学用語ではありません)の微分を(未知)関数の内積型にするのがミソで。
上記微分方程式モデルの変数別の関係性を明らかにするには、両辺に$\displaystyle \frac{1}{q(y)} \ , \ dx$を掛けて$\displaystyle \frac{1}{q(y)}dy = p(x)dx$ とイビツながら、なんとなく同類が揃った式になったじゃん。
これの積分型$\displaystyle \int \frac{1}{q(y)}dy = \int p(x)dx + C$が一般解ということなんすよ。
(グリーン)関数の中身がわかりゃ、任意の範囲で積分計算したらエエじゃんてことですね。
ところで、線型微分方程式には”基本解”というものがあるんだね。
線型作用素$L$に対する基本解$F$とは$LF=\delta(x)$の解であるという。。
なんじゃこりゃ~~~~!! ファッキンディラックのデルタ関数じゃないの! どゆこと?(;´Д`)/
(;o_o) <●>π ( ) ( )