北海道567次?(゜ρ゜)
今回コロナの変異した部分は、ACE2受容体と結合するコロナのスパイク状の部分(N501Y.V2)だ。
今までも変異はしていたのだが、今回は感染力が高くなっているという目立った特徴がある。
この変異種表現 N501Y なんてのは、新型コロナウイルス SARS-CoV-2 の 501 番目のアミノ酸配列がN(アスパラギン酸)からY(チロシン)に置き換わったったなどと読む。
アミノ酸のうち22種がタンパク質の元素のようなものだ。 てか、河野太郎はよく勉強しているなw
チロシンというのは、よく格闘技などでいうアドレナリンを産生したりする神経伝達物質である。
チロシンを特異的にリン酸化する酵素をチロシンキナーゼという。(ちなホントの発音はカイナーゼ)
糖尿病患者にお馴染みのインスリンも、チロシンキナーゼの活性化という意味で近い存在だが。
キナーゼの働きはまだようわかっとらんが、チロシンのリン酸化は接着・増幅の活性化と関係している。
つまり、がん細胞等の増幅能などに寄与するのだね。
それでアップグレードした増幅能で産生されたRNAウイルス(細胞)が外に飛び出してまた感染する。
感染力が強いとはそういうことであり辻褄は合う。
重症化しないのは、免疫細胞による自爆炎症を起こすサイトカインストームは発生してないんだな。
だが、病原体耐性を調節する細胞外化学信号からの情報を伝達する jak-stat 経路 、炎症に関わる MAPK経路 などが阻害されれば免疫不全疾患、がんを引き起こすことは十分考えられよう。(逆は既知)
研究者は(もうしてるでしょうが)、引き続きそこらに注視して観測してもらいたし。(`・ω・´)ゞ
さて、一時期はコロナパニックに陥っていた北海道はどうやら峠を越えておるようだ。
街道には西海道、南海道、東海道があったのに、なぜ北海道はなかったのだ?
てか、今ある都道府県の北海道とは一体なんなのだ??
北海道は、明治以前は蝦夷が島などと呼ばれていた。 完全に異界ですやん。
最北端の網走刑務所とか、ある意味ピッタリだったわけだね。
で、律令制における道とは街道だけでなく、リージョン(領域、地域)を指していたわけだね。
東海地方みたいな。 それで北海道は丸々蝦夷地リージョンを指す地名になったというわけだ。
北海道には蝦夷松前藩があって、藩(主)というのは以前少し学んだ冊封体制というもので。
君主(江戸時代なら江戸幕府)から指名を受けて、属国という形で領地の支配権を得る形なんだね。
大名みたいなもんだけど、戦国大名の名のとおり武力で大きな領土を獲得した武将と違って、制度として制定されたという違いはアルが。
実効支配力もあったことは間違いないが、忠誠心というのが決め手になったんでしょうな。
とはいえ、北海道は大部分が原生林や荒野で開拓せねばならなかった。
札幌と道南をはじめて結んだのは、明治に京都の東本願寺僧侶、信者がつくった本願寺道路だという。
徳川家康が信仰していたのは天台宗。 天台とはもともと天文台のことだったのでわ。
ここが総本山(天台山)で最澄や空海といった歴史にその名を留めている高僧もここで修行したのだ。
こういうのを希求する人は実践的学者であり、信ずる者は救われる式の他力本願じゃないわけですよ。
空海は風水で忌み嫌われる鬼門方位(東北)に寺院(上野寛永寺)を作って江戸を守ろうとした。
*天台宗天海の間違いでした。
これは”人々の嫌うところに流れていく善である水”のごとく、道教の精神でもアル。
こんな優秀な人が命懸けで馬鹿正直に徳を積んでいたら、それは必ず目上の目に留まるよ。<●>
そんなこんながあり、仏教は江戸幕府に多大な庇護を受けてきたのだが、これが朝廷(天皇)側の顰蹙をかうもとにもなっていたという伏線があったのだ。